2008年春、アートによるまちづくりプロジェクト「Arts Towada(アーツ・トワダ)」の拠点施設となる十和田市現代美術館が、青森県十和田市に誕生。4月26日(土)から7月6日(日)まで開館を記念して、アーティスト、オノ・ヨーコによる展覧会『入口』が開催される。
オノは1950年代から、ニューヨーク、東京、ロンドンなどの世界各地で多岐のジャンルにわたり、前衛的な芸術活動を展開してきたアーティスト。戦後の日本アート界において重要な人物の一人であり、国際的にも高い評価を受けている。
今回オノは十和田市現代美術館のためにコミッションワークを制作。自分の願いを小さな白い紙に記し、木の枝に吊るしていくことで完成する参加型の作品「念願の木」、「三途の川」、「平和の鐘」を作り上げた。
この作品は美術館のコンセプトと合致するように「参加する」という新しい体験を観客に促す作品となっているほか、「念願の木」にリンゴの木を用いることで、青森という地域性と作品がコミットし、意味をより深めている。
日本初公開となる作品『入口 -En Trance-』を中心に新しい芸術体験の入り口を示す展覧会だ。
十和田市現代美術館開館記念展
オノ・ヨーコ『入口』
2008年4月26日(土)~7月6日(日)9:00~17:00 ※入場は16:30まで
会場:十和田市現代美術館(青森・十和田)
休館日:月曜日(4月28日、5月5日は開館、5月7日は休館)
料金:一般400円 高校生以下無料
(画像:オノ・ヨーコ『入口』フライヤー)