アメリカ公開作として、「SUSHI、TEMPURA、NINJA」などのアメリカ人が連想する日本的要素をつめこんで制作された井口昇監督作品『片腕マシンガール』が池袋シネマロサ、渋谷シアターNで日本初公開される。
平凡な日常に訪れた惨劇によって最愛の弟を奪われた主人公の女子高生が、奪われた片腕をマシンに変えてはじまる復讐劇。しかし、シリアスな設定とは裏腹に「キッチンに仏壇」、「ジャージ着用の忍者が登場」など勘違いな日本文化とやりたい放題な「一流のB級エンタテイメント作品」に仕上がっている。
流血につぐ流血というスプラッタな内容のため、予告編の公開後に雑誌やネット上で話題になりながら、国内上映の目処が立っていなかった同作だけに、公開まで楽しみに待ちたい。
『片腕マシンガール』
2008年8月2日より池袋シネマロサ、渋谷シアターNにてレイトショー公開
監督・脚本:井口昇
出演:八代みなせ、亜紗美、島津健太郎、穂花、デモ田中、諏訪太朗
配給:SPOTTED PRODUCTIONS