世界のアニメーション映画史に影響を与えた「ロシア・ソビエト・アニメーション映画」に焦点を当てた上映企画『ソビエトアニメ劇場』が吉祥寺バウスシアターにて、4月26日(土)から5月16日(金)までの3週間上映される。
スタジオジブリによって07年にリバイバル公開された『雪の女王』や、大ヒットした『チェブラーシカ』など、若い客層を中心にこれらの作品は「古いアニメ」ではなく「新しいアート」として受け入れられている。
プログラムは「アニマル」、「アイロニー」、「ファンタジー」、「ノスタルジー」の4つに分かれており、それぞれの角度からロシア・ソビエト・アニメーション映画の魅力を掘りさげ、魅力的で愛らしいキャラクターと出会うことができる。
『ソビエトアニメ劇場』
2008年4月26日(土)~5月16(金)
会場:吉祥寺バウスシアター
上映作品:
プログラムA「アニマル」(90分)
『キリン』(1986年/10分/ラオ・へイドメッツ/タリンフィルム)
『戦争』(1987年/20分/R・ウント、kh・ヴォルメル/タリンフィルム)
『ハエとゴキブリ』(1986年/10分/R・ウント、kh・ヴォルメル/タリンフィルム)
『雄牛』(1984年/10分/ヴァルテル・ウースベルグ/タリンフィルム)
『穴熊と月』(1981年/10分/I・ダニロフ、G・キスタロフ/カザフフィルム)
『コウノ鳥のキーチ』(1971年/10分/L.ドムニン/モルドワフィルム)
『野原』(1978年/10分/R・ラーマット/タリンフィルム)
『猟師』(1976年/10分/R・ラーマット/タリンフィルム)
プログラムB「アイロニー」(100分)
『つくり話』(1984年/10分/P・ピャルン/タリンフィルム)
『草上の朝食』(1987年/27分/プリート・ピャルン/タリンフィルム)
『パパ・カルロ劇場』(1988年/10分/ラオ・へイドメッツ/タリンフィルム)
『ジャンプ』(1985年/10分/アヴォ・パイスティーク/タリンフィルム)
『ペスト』(1983年/10分/ダヴィット・タカイシヴィリ/グルジヤフィルム)
『地獄』(1983年/18分/R・ラーマット/タリンフィルム)
『シティー』(1988年/15分/レイン・ラーマット/タリンフィルム)
プログラムC「ファンタジー」(90分)
『ミトン』(1968年/10分/ロマン・カチャーノフ/ソ連邦動画スタジオ)
『レター』(1972年/10分/ロマン・カチャーノフ/ソ連邦動画スタジオ)
『ママ』(1970年/10分/ロマン・カチャーノフ/ソ連邦動画スタジオ)
『最後の一葉』(1984年/20分/アーノルド・プロヴス/リガスタジオ)
『夢』(1983年/20分/アーノルド・プロヴス/リガスタジオ)
『コサックの幸福』(1969年/10分/ウラジーミル・ダフノ/キエフスタジオ)
『雨はやさしく・・・』(1984年/10分/N.トゥリャホジャーエフ/ウズベクフィルム)
プログラムD「ノスタルジー」(95分)
『ガイドゥーク』(1985年/10分/ユーリー・カツァプ、レオニード・ゴロホ/モルドワフィルム)
『ビッグ・テイル』(1980年/15分/レイン・ラーマット/タリンフィルム)
『魔法にかけられた鳥』(1985年/10分/ハルディ・ヴォルメル、リホ・ウント/タリンフィルム)
『夜』(1984年/10分/ウラジーミル・ペトケーヴィチ/スヴェルドロフスクスタジオ)
『プリッチオ』(綺想曲)(1986年/10分/イーゴリ・ヴォルチェク/ベラルシフィルム)
『祖国の樹』(1987年/10分/ウラジーミル・ペトケーヴィチ/スヴェルドロフスクスタジオ)
『飛翔』(1973年/10分/レイン・ラーマット/タリンフィルム)
『人になるには』(1988年/20分/ウラジーミル・ペトケーヴィチ/スヴェルドロフスクスタジオ)
当日料金:一般1,500円 学生1,300円 シニア・会員1,000円
前売料金:1回券1,300円 4回券4,000円