void+(東京・南青山)にて、折元立身『ドキュメント』が6月7日(土)まで開催中されている。
折元立身は1946年生まれのアーティスト。70年代にニューヨークで体感したフルクサス、ハプニング、パフォーマンスアートなどに触発されて以来、パフォーマンス作品を発表し続けている。
同氏の代表的作には、頭にたくさんのパンを括りつけた奇妙な姿で街中に出没する「パン人間」や、アルツハイマーとうつ病を患った母親の介護という現実を作品化した「アートママ」などがあり、海外から高い評価を得ている。
同展ではアートイベント『ピクニック』の記録を上映。『ピクニック』とは07年10月に、折元が行ったアートとしてのピクニックのこと。マネの作品「草上の昼食」、1989年にハンガリーで起こった世界史上に残る「汎ヨーロッパ・ピクニック計画」、そして1971年NYのソーホーにオープンしたGordon Matta-ClarkのFOODというアートコミュニティーのレストランから発案し、折元自身が住む川崎から世界の美術業界に向けて発信されたイベントだ。
会場にはメモやドローイングをはじめ、パフォーマンスの際に身につけていた小道具なども展示される。
折元立身『ドキュメント』
2008年5月24日(土)~6月7日(土)
会場:void+(東京・南青山)
休廊日:月、日、祝日
料金:無料