8月10日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館にて『世界報道写真展2008』が開催中だ。
同展覧会は、世界報道写真財団(本部:オランダ)が毎年プロの写真家を対象に開催する世界報道写真コンテストでの入選作品を展示するもので、今年で51回目を迎える。
今年は125カ国、5019人の写真家から80,536点もの写真作品が集まり、「スポットニュース」「ニュースの中の人びと」「ポートレート」「スポーツ・フィーチャー」など10部門にて、約200点の写真作品が展示される。
今年の大賞はイギリス人写真家のティム・ヘザリントンで、アフガニスタンの戦闘中に急速をとる兵士の姿を写した作品。
物騒な事件が起こったりするものの、根本的な社会不安を直接感じにくい今の日本。そんな中、世界でどんなことが起こっているのかを、時に言葉よりも雄弁な写真というメディアを通して目の当たりにする機会となっている。
『世界報道写真展2008』
2008年6月14日(土)~8月10日(日)
会場:東京都写真美術館 地下1階映像展示室
休館日:毎週月曜(休館日が祝日・振替休日の場合はその翌日)
※7月22日(火)は臨時開館
料金:一般700円 学生600円 中高生・65歳以上400円
※小学生以下および障害者手帳をお持ちの方とその介護者は無料
※第3水曜日は65歳以上無料
(画像:世界報道写真大賞 ティム・ヘザリントン イギリス ヴァニティフェア誌向け
9月16日、アフガニスタンのコレンガル渓谷の掩蔽壕で休息をとる米軍兵士)