大阪のHEPHALLにて、東學 墨画展『天妖』が6月26日(木)から6月29日(日)まで開催される。
東は作務衣に雪駄という出で立ちで大阪ミナミの艶町に暮らし、好きな舞台のポスターだけを創り続けるグラフィックデザイナーの異端児であり、エロティカルな女しか描かない「平成の浮世絵師」として知られている人物。
2004年にはインテリアデザイナー森田恭通によって、ニューヨークのジャパニーズ・ダイニング「MEGU」に作品が起用されたほか、2007年には墨画集『天妖』をPARCO出版より刊行するなど、注目を集めている。
同展では、画集の原画となった30数点に加え、「MEGU」ロンドン店に向けた新作の「花魁シリーズ」15点が日本初公開される。さらに、会場では東のもう一つの顔である「宣伝美術家」としての才能も発揮。HEP HALL内に作られた現代の「遊郭」の柵から、墨画になった40~50体の「花魁」たちが微笑みかけるという演出を楽しむことができる。
Project 629#8 specialization
東學墨画展『天妖』
2008年6月26日(木)~29日(日)11:00~21:00
会場:HEP HALL(大阪・梅田)
料金:無料
(画像:『天妖』より)