目を凝らさなければ見ることのできない、ミクロな昆虫世界で行われる大戦争を描いた感動のネイチャー・ドキュメンタリー・ドラマ『バグズ・ワールド』が、6月28日(土)から公開される。
映画の主役は要塞のように巨大な蟻塚に一大帝国を築くオオキノコシロアリと、集団で放浪しながら行く手を遮るあらゆるものを食い尽くす凶暴なサスライアリ。ミクロな世界のまったく生態の違う二種類の昆虫による死闘の記録が、スクリーン上に広がるさまは、まるでSF映画のようにも感じるだろう。
科学や歴史、哲学などのテーマで作品を手がけるフランス・ドキュメンタリー界の鬼才、フィリップ・カルデロンが監督。鮮明な接写撮影を可能にした新機材ボロスコープを駆使した、「本物の迫力」に溢れた弱肉強食の壮絶なバトルがここに記録された。
『バグズ・ワールド』
2008年6月28日(土)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
監督:フィリップ・カルデロン
ナレーション:ベノア・アレマン
製作:ティエリー・コミショナット、フランソワーズ・カルデロン、ベノア・ティエレ
撮影:ピオトル・スタドニッキ
音楽:フレデリック・ウェーバー
キャスト:
オオキノコシロアリ
サスライアリ
ハゲワシ
カメレオン
2006年/フランス/カラー/82分/
配給:エイベックス・エンタテインメント、トルネード・フィルム
(画像:© 2006 Les Films du Reve/Cite Amerique/TF1 International/IRD /France 2 Cinema)