金沢21世紀美術館にてラフィック・デザインの領域で国際的に知られるサイトウマコトによる個展『サイトウ・マコト展:SCENE [0]』が、11月3日(月・祝)まで開催中だ。
国内初の大規模な個展となる同展は、21世紀の世界に向けて発信するサイトウの新作展。1980~90年代、斬新な表現によってグラフィック・デザインの常識を破り、時代を塗り替えてきたサイトウが、本個展において長年あたためてきたテーマを初公開。
サイトウはデザインの領域で活躍する一方で、1990年代半ばからは本格的に絵画の研究も行っており、同展ではデジタルという現代のフィルターを通して大胆に解体するなど、これまで一貫して培ってきた現代への鋭い視点を反映した絵画作品を発表する。
「見る」行為を「描く」という行為へと拡げた、サイトウの現在を感じることができるだろう。
『サイトウ・マコト展:SCENE [0]』
2008年8月2日(土)~11月3日(月・祝)
会場:金沢21世紀美術館
休館日:毎週月曜日(9月15日、9月22日、10月13日、11月3日は開場)
9月16日(火)、10月14日(火)
料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上の方800円
(画像:サイトウ・マコト《I am [ポートレート・オブ・ミケランジェロ・アントニオーニ]04》2007 アクリル、オイルインク/カンヴァス 160x146.8cm ©Makoto Saito)