NANZUKA UNDERGROUNDにて、平川典俊の新作個展『正面玄関』が、9月13日(土)から10月12日(日)まで開催される。
平川はこれまでに自殺者が最後に見た風景を描写し、人間の避けがたい死への誘いと恐怖を表した『S』や、公共の場所での下着を見せることによって隠微された女性の欲望を表出した『The reason of Life』などの作品を発表。常に作品を通して社会の矛盾やタブに挑み続けているアーティストだ。これまでにもフランクフルト、パリ、ニューヨーク、ソウルなどのグループ展に参加し、国際的にも高い評価を得ている。
今回の個展では渋谷に集まる若い女性の姿を通し、現代の日本社会における娘と親の間のコミュニケーションに関する問題を考察。多くの娘が親の知らない日常を生き、一方で家族の維持のためにモラルを娘に強要する親子関係に対して、本来あるべき親子間の偽りなきコミュニケーションを象徴する写真作品「正面玄関」と「私の提案」を発表する。
平川典俊
『正面玄関』
2008年9月13日(土)~10月12日(日)
会場:NANZUKA UNDERGROUND
料金:無料
「オープニングレセプション」
2008年9月13日(土)19:00~21:00
「カクテルパーティー」
2008年9月15日(月)19:30~21:30
※WAKO WORKS OF ART との合同パーティーになります。
企画:NANZUKA UNDRGROUND
協力:WAKO WORKS OF ART
(画像:平川典俊「正面玄関」シリーズ ゼラチン・シルバー・プリント 350x500mm/each 2008)