アウフォトでおなじみ、インスタントカメラ「チェキ」フォトグラファー米原康正による個展

素人からの投稿写真によって大胆にも編集され、かつて90年代ストリートカルチャーに憧れ、青春まっただ中を駆け抜けた若者の感性を刺激した伝説的写真雑誌「アウフォト~OUT OB PHOTOGRAPHERS~」の創刊者でアートディレクター、米原康正。

自身もインスタントカメラ「チェキ」をメイン機材に使用し、雑誌や広告など、様々なメディアでフォトグラファーとしても活動する米原が、青山にあるギャラリーCLEAR GALLERYにて、9月5日より個展『the world wants to be changed by....』を開催する。

展示される写真「チェキ」による作品。その中でも、同じ規格、ポージング、フレームで被写体を切り取り、1つのアクリルフレームの中に並べて写真を構成することにより、いわゆる「エロカワ」だけに収まらない「女性」の新たな魅力を引き出した連続写真シリーズが今回の個展では展示される。

誰でも簡単に使える大衆的な機材とも言える「チェキ」による作品は、「アウフォト」を初めて見た時みたいに「僕らにでも撮れてしまうんじゃないか!」というような危ない錯覚を与えて来るのだけれど、しかし、その「チェキ」だからこそ出せる、「チェキ」特有の生々しさが、表現者として「リアル」を追求する米原氏の目線や姿勢と相俟って、インスタントカメラによる1枚の小さな写真を、彼にしか作り出せないオリジナリティ溢れるアート作品に昇華させている。

米原康正個展
『the world wants to be changed by....』
2008年9月5日(金)~9月27日(土)11:00~19:00
会場:CLEAR GALLERY(東京・青山)
定休日:日・月・祝日

(投稿:加藤淳也(TOKYOHELLOZ))

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