20世紀アメリカを代表する画家、モーリス・ルイスの展覧会『モーリス・ルイス 秘密の色層』が、9月13日(土)~11月30日(日)まで、川村記念美術館にて開催される。
ルイスは絵画講師をしながら、自宅の小さなダイニングルームをアトリエに、妻が仕事で外出している時間にひとり黙々と絵画作品を制作。ロール状に巻かれたままの600点に及ぶ作品群を残して49歳の若さでこの世を去っている。
薄めた絵具を幾層にも流し重ね、まるで美しい染物のように、絵具がカンヴァスに染み込んで一体化した作風で知られ、その生涯を閉じるまで、染みの形や色の配列を違え、この手法をルイスは探求し続けた。
同展ではルイスが遺した作品のうち、3つの主要なスタイル「ヴェール」「アンファールド」「ストライプ」を中心に15点前後を展示する。
『モーリス・ルイス 秘密の色層』
2008年9月13日(土)~11月30日(日)9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:川村記念美術館(千葉・佐倉)
休館日:月曜日(および9月16日、10月14日、11月4日、11月25日、祝日の場合は開館)
料金:一般1,300円 学生・65歳以上1,000円 小中学生・高校生500円
(画像:《アンビII》 1959年 ワシントン・ナショナル・ギャラリー)