渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで今年の6月から8月にかけて開催されていた『青春のロシア・アヴァンギャルド』で展示されていたマルク・シャガールの作品が、フランスのマルク・シャガール委員会から偽作の疑いを指摘されていたことが明らかになった。
問題となっている作品は『女の肖像』『家族』『ヴァイオリン弾き』の3点。作品を所蔵しているモスクワ市近代美術館は「学術的調査も行っており、作品が真正であることおにはまったく疑いを持っていない」との見解を示している。
なお、Bunkamura ザ・ミュージアムと主催の朝日新聞社は「本店は正当な手続きを経て行われており、会期終了後の指摘に驚いています。所蔵館にはシャガール委員会と直接協議するように申請しています」とのコメントを発表している。