『GEISAI I』のグランプリを受賞した等身大立像や巨大娘のペインティングや独自の手法による立体作品、幽霊画、精巧な女性の死体作品などの特異な作風で注目を集める現代美術作家、西尾康之の個展『健康優良児』 が、9月23日(火・祝)から10月26日(日)まで、恵比寿のNADiff Galleryにて開催される。
同展では西尾自身のエロスの源泉でもある、ジャイアンティス・シリーズを中心に展示。都市の中で巨大化した女性が悪と戦う任務を負いながら、巨大化した自らの居心地の悪さに右往左往する度に、ビルが倒壊し街が廃墟となっていくようなストーリーにもとずく図像を、A3サイズのポートフォリオと約100号のエディション版画で構成。また、新作の陰刻鋳造彫刻のマルティプルなども紹介される。
9月23日に西尾の初作品集『西尾康之 健康優良児』が「エロス」編と「タナトス」編の2分冊で刊行。今回の個展は「エロス」編の刊行を機に開催されるもの。
西尾康之
『健康優良児』
2008年9月23日(火・祝)~10月26日(日)
会場:NADiff Gallery(東京・恵比寿)
料金:無料
企画協力:Akio Nagasawa Publishing / 山本現代
『西尾康之 健康優良児』
2008年9月23日発売
著者:西尾康之
テキスト:西尾康之、谷川渥、東谷隆司
企画:山本現代 / Akio Nagasawa Publishing
価格:6,000円(通常版)
(画像:『西尾康之 健康優良児』)