ルー・リードの伝説のアルバム『ベルリン』の白熱のライブ映像をおさめたドキュメンタリー『ルー・リード/ベルリン』が、9月27日からシネクイントにて公開される。
ヴェルヴェット・アウンダーグラウンド脱退後、ソロで活動を続けているルー・リード。その活動の中で1973年に発表されたアルバム『ベルリン』は多くのファンに衝撃をもたらし、一部の批評家からは賞賛を受けていたが商業的には失敗。その後『ベルリン』はルー・リード自身の判断により、ステージで演奏されることはなかった。
そして『ベルリン』発売から33年が経過した2006年12月。ルー・リードは、この伝説のアルバム全10曲をブルックリンのセイント・アン・ウエアハウスで、5日間に渡って初演を遂げる。同作はそのライブ映像に加え、『ベルリン』の中に登場する娼婦、キャロラインのイメージ映像などを交えて作られている。
今作でライブのステージセット、そして監督を務めるのは『潜水服は蝶の夢を見る』のジュリアン・シュナーベル。コンサートの映像の撮影は、ミシェル・ゴンドリー作品でも知られる名女性撮影監督エレン・クラス。伝説のアルバムが蘇る瞬間を繊細な映像とカメラワークで捉えている。
『ルー・リード/ベルリン』
2008年9月27日シネクイントにてレイトショー
監督:ジュリアン・シュナーベル
製作:ジョン・キリク、トム・サリッグ
製作総指揮:スタンリー・バックタール 、マヤ・ホフマン
撮影:エレン・クラス
編集:ベンジャミン・フラハティ
音楽:ルー・リード
キャスト:
ルー・リード
スティーブ・ハンター
フェルナンド・ソーンダーズ
シャロン・ジョーンズ
アントニー
ブルックリン・ユース・コーラス
エマニュエル・セニエ
配給:バップ、ロングライド