ビョークのパートナーにして、平面や立体、パフォーマンスや映像を手がけるマシュー・バーニーに密着した映画『マシュー・バーニー:拘束ナシ』が、渋谷ライズエックスにて公開中だ。
3年前に金沢21世紀美術館で発表されて以来、各地で衝撃を与えつつけている拘束からの解放を描いた映画『拘束のドローイング9』。その当時のロケ現場をNYの女性ディレクターが記録していた。
音楽を担当し、自らも出演するビョークと共に、捕鯨船「日新丸」に乗り込み、映画を撮るマシュー・バーニーの素顔をとらえ、人間味の溢れる2人の様子を紹介しながら、美術関係者の証言や過去の作品も加えて構成された同作。壮大な創作を検証する意欲作に仕上がっている。
なお、マシュー・バーニーは現在開催中の『横浜トリエンナーレ』にも参加。アートが花開くこの季節に是非チェックしたい作品となっている。
『マシュー・バーニー:拘束ナシ』
渋谷ライズエックスにて10月3日より公開中
監督:アリソン・チャーニック
出演:
マシュー・バーニー
ビョーク
ジャック・ヘルツォーク(建築家)
配給:トモ・スズキ・ジャパン
協力:アップリンク、アニエスベー、コロムビアME、ユニバーサルミュージック、
横浜トリエンナーレ2008
後援:アメリカ大使館
(写真上、中:Photo: Chris Winget (c)Matthew Barney 2005)