19世紀後半にイギリスで興り、これまでの暮らしに影響を与えているデザイン運動「アーツ&クラフツ」を紹介する展覧会『生活と芸術―アーツ&クラフツ展』が、11月9日(日)まで京都国立近代美術館で開催されている。
同展は装飾芸術の殿堂であるロンドンのヴィクトリア&アルバート美術館(V&A)との共同企画により、V&Aと国内の美術館などから、家具、テーブルウェア、ファブリック、服飾、書籍やグラフィック・デザインなど約280点を一堂に出品。
展示は3つの地域で構成されており、第1部はイギリスを舞台にモリスの壁紙、ロセッティのステンドグラスなど、V&Aが所蔵する名品のほか、初期の運動を支えたピュージンやラスキン、マッキントッシュやヴォイジーなど、都市や田園で活動した作家の多彩な作品約110点を展示。第2部はオーストリア、ドイツ、スカンジナビア、ロシアなどヨーロッパ各地の展開を、約50点で構成されている。
第3部の日本では民芸を日本におけるアーツ&クラフツととらえ、民芸運動を起こした思想家、美術評論家の柳宗悦が生み出した民芸の思想を、木喰仏をはじめとする収集品を通じて紹介する。
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『生活と芸術 ─ アーツ&クラフツ展』
ウィリアム・モリスから民芸まで
2008年9月13日(土)~11月9日(日)9:30~17:00(入館は16:30まで)
会場:京都国立近代美術館
料金:
当日 一般1,300円 大学生1,000円 高校生500円
前売 一般1,100円 大学生800円 高校生300円
主催:京都国立近代美術館、朝日新聞社
企画:ヴィクトリア&アルバート美術館
後援:ブリティッシュ・カウンシル、外務省、文化庁
協賛:大日本印刷、大阪芸術大学
協力:日本航空
巡回:
2009年1月24日(土)~4月5日(日) 東京都美術館
2009年6月5日(金)~8月16日(日) 愛知県美術館(予定)
(画像:ウィリアム・モリス 内装用ファブリック「いちご泥棒」 1883年 ヴィクトリア&アルバート美術館蔵 © V&A Images/Victoria and Albert Museum)