11月9日(日)に東京都中小企業振興公社秋葉原庁舎 第1・第2展示室(東京・秋葉原)で開催される、『第7回文学フリマ』の参加サークルが発表された。
今年4月に復刊号となる『早稲田文学1』を発行した早稲田文学編集室や、歌人の枡野浩一による枡野書店も参加。99%が自費出版により発刊されているという「歌集」の現状に対して、「商業出版で勝負すること」を使命としている枡野が作る自費出版物だけに、即完売は必至。また、佐々木敦(HEADZ)、大谷能生、木村覚によるCD-Rマガジン『ベクトルズ2』も遂に発売されるとのことだ。
その他、劇作家協会新人戯曲賞受賞の黒川陽子の作品が掲載される『TOLTA3』、長嶋有のインタビュー記事が掲載されている『法政文芸4号』など、ここでしか手に入らない貴重な出版物が数多く出品される。
また同イベントは『東浩紀のゼロアカ道場』の第四関門が開催されることでも話題を集めている。ゼロ世代のアカデミズム・ブームを牽引する東浩紀が批評家を発見・育成するという同プログラムは、2008年に6回の批評家選考、育成プログラムを行い、勝ち抜いた門下生には講談社BOXより「初版一万部デビュー」が約束される。この第四関門では文学フリマ参加者向けの「道場破りシステム」が設けられているとのことなので、批評家を目指す人には絶好の機会になるだろう。
『第7回文学フリマ』
2008年11月9日(日)開場11:00~終了16:00
会場:東京都中小企業振興公社 秋葉原庁舎 第1・第2展示室
料金:入場無料