『神童』『コドモのコドモ』と映画化が相次ぐ、漫画家のさそうあきら。そんなさそう作品の中でも幻の傑作として知られる『俺たちに明日はないッス』が、『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が映画化。11月22日(土)から渋谷のユーロスペースにて上映がスタートする。
ヤリたくでしょーがない、17歳童貞男子たち。「友野とヤりたい」一心で日々を送っている比留間、童貞をみんなに隠して強がっている峯、そんな彼らに乳を揉まれる安パイこと安藤。ある日、ちづが生理で困っているのを峯が助けてあげて二人はいい関係に。安パイは“デブ専”の秋恵ちゃんとラブラブになった。比留間は友野とヤレりゃいいと思って海に誘ってはみたものの、肝心な時に立たなくなって…。
出演は、『フレフレ少女』『ホームレス中学生』の柄本時生、『シャカリキ!』のD-BOYSの遠藤雄弥、映画初出演となる劇団ロリータ男爵の草野イニをはじめ、『風の外側』の安藤サクラなどこれからの日本映画を担う若手俳優陣に、ダンカン、田口トモロヲをはじめとする個性派が顔を揃えた。
なお、主題歌は銀杏BOYZが担当。楽曲は南沙織の名曲“17才”。銀杏BOYZ至上初のカバー曲となる。現在、スペースシャワーTVの動画配信サイト「DAX」にて“17才”のビデオクリップがフルサイズで配信中。また、入手困難となっていた原作マンガが装丁も新たに復刊されており、こちらもぜひチェックしてほしい。
『俺たちに明日はないッス』
2008年11月、ユーロスペースにてロードショー
以降、全国順次公開
監督:タナダユキ
脚本:向井康介
原作:さそうあきら『俺たちに明日はないッス』
歌・編曲:銀杏BOYZ
キャスト:
柄本時生
遠藤雄弥
草野イニ
安藤サクラ
水崎綾女
三輪子
ダンカン
田口トモロヲ
2008年/日本/カラー/79分/
配給:スローラーナー
(画像:© 2008 さそうあきら・小学館/『俺たちに明日はないッス』製作委員会)