フリーターやワーキングプア問題について考える雑誌『フリーターズフリー』の2号が、本日12月1日に発売になった。
『フリーターズフリー』はワーキングプアという言葉が世の中に浸透しつつある中、当事者たちの言葉をそのまま届けるために2007年6月に第1号が発売。その際は文筆家の雨宮処凛や杉田俊介と論座での論考の中の「希望は、戦争」という言葉で議論を巻き起こした赤木智弘のトークショーなどが行われ話題となった。
第2号は『女性の労働問題』ということで、これまであまり触れられてこなかった「性暴力」などについても触れられており、フリーターといえば男性の労働者を想定していただろう様々なメディアに対して、問題提起をつきつける内容になっていると言える。
女性の労働や性の問題を様々な立場から検証したこの本はまさに今までになかった本だといってよいだろう。
『フリーターズフリー vol.2』
編集・発行:有限責任事業組合フリーターズフリー
発売元:人文書院
価格:1,365円(税込)
目次:
[巻頭言]フリーターズフリーふたたび
[1]女性の労働、女性的労働――そしてNFO(Non-Family Organization)
[2]性暴力
[3]釜ヶ崎から世界へ