演劇集団キャラメルボックスの2008年夏公演『嵐になるまで待って』が、ソニー「Livespire」とタッグを組み、デジタルシネマ作品として全国のスクリーンで上映される。『嵐になるまで待って』は今年で4度目の再演となったキャラメルボックスの代表作とも言える舞台。キャラメルボックスの作品史上、もっともスリルに満ちた作品として、多くの観客の支持を得ている。
Livespireとはミュージカル・演劇といった舞台芸術や音楽イベントをデジタル映像化し、デジタルシネマを製作し、配給を行なうサービス。今回の『嵐になるまで待って』はLivespireの第4弾作品だ。
映像化には、2008年8月の本公演会場に8台の映画用カメラを設置して撮影。生の舞台では見ることの難しい役者の細かな表情や息づかいまでとらえた新たな映像エンタテインメント作品に仕上がっている。
演劇集団キャラメルボックスは、1985年に早稲田大学の演劇サークル「てあとろ50'」出身の成井豊、加藤昌史らによって旗揚げされた劇団。現在は国内数箇所にて『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』を上演している。
観劇の際の溢れる臨場感を、スクリーンを通して感じることのできる本作。役者の表情を近くで見ながら楽しむことで、普段とはまた違った観劇体験ができるだろう。なお、上映館などはまだ明らかになっていないので、続報を待とう。
Livespire
『嵐になるまで待って』
2009年早春、全国ロードショー
原作・脚本・演出:成井豊
映像監督:佐藤克則
出演:
渡邊安理
細見大輔
西川浩幸
温井摩耶
三浦剛
石原善暢
阿部丈二
小林千恵、
久松信美
土屋裕一(*pnish*)
舞台企画・製作:株式会社ネビュラプロジェクト
製作・著作:株式会社ネビュラプロジェクト・ソニー株式会社
製作プロダクション:ソニーPCL株式会社
配給:ソニー株式会社
(画像:演劇集団キャラメルボックス2008サマーツアー『嵐になるまで待って』フライヤー)