多くのローテクな機械仕掛け・装置を用いて作品を発表するアーティスト・タムラサトルの個展『Point of Contact 3』が、吉祥寺のArt Center Ongoingで開催されている。
1972年生まれのタムラは筑波大学芸術専門学群を卒業後、国内のみならず、ヨーロッパやアメリカなどで、精力的に作品を発表。ひたすらに自動運動を繰り返すものが多い彼の作品は、それらに付与されがちな意味や解釈といったものを拒絶するかのように、あるいは意味や目的といったものを無効化するように提示される。
今展ではタムラサトルの《接点》シリーズの第3弾を発表。無数の裸電球が、自動運動を続ける装置の放つ火花やスパークとともに点滅を繰り返すなどを紹介する。
タムラが自作の解説において、ものはものでしかないと提言するそれらを見た後にやってくる思考停止、そして生理的な反応としてこみ上げる「笑い」を感じ取って欲しい。
タムラサトル展
『Point of Contact 3』
12月11日(木)~12月23日(火・祝)12:00~21:00
(月火定休、23日(火祝)はオープン)
会場:Art Center Ongoing(東京・吉祥寺)
料金:無料
『オレたちひょうきん族 の最終回 をみる夕べ Vol.2』
2008年12月20日(土)19:00~
料金:無料
トークイベント
『“くだらない”ということ』
2008年12月21日(日)19:00~
出演:
茂木淳一(ナレーター/アーティスト)
真島理一郎(映像作家)
定員:30名
料金:1,000円(ワンドリンク付き)
※トークイベントの予約はinfo@ongoing.jpより
(画像上:本展DMイメージ、画像下:『30の白熱灯のための接点 #2』2007)