連載開始から50年を経た今もなお人気をほこる横山光輝のコミック『鉄人28号』が、舞台化される。総合演出と脚本を手がけるのは、舞台初演出となるアニメ界の鬼才・押井守。演劇界の常識を覆すエンタテインメントになることは必至だ。1月10日から2月8日まで、東京・大阪の2箇所で公演される。
『イノセンス』、『スカイ・クロラ』などの代表作を持つ押井監督は、国内外に熱心なファンを持つにとどまらず、国際的にも評価を受けている世界的クリエイター。監督の持つ強い「こだわり」は、独特の演出力と直結して観る者の心を捉える。本作でも「もうひとつの昭和史」というこだわりを持っている。
ストーリーの基軸となるのは押井監督ならではの「こうあるべき戦後日本」。昭和38年の東京オリンピック阻止計画に巻き込まれる美少年・正太郎と、博士とテロリストの思想的三角関係をベースに斬新な『鉄人28号』を描く。さらに、これまで自作映画には極力入れない姿勢を取ってきた「歌」が導入され、まさに「押井監督のクラシックとネオ」の融合だ。
また、押井監督作品と言えばもはや絶対に欠かすことが出来ない川井憲次の音楽が、初の舞台演出を彩る。川井がどんな音楽を打ち出すか、押井監督の初舞台演出との化学反応が期待される。美術は、舞台美術を経て現在は映画『バトル・ロワイヤル2』や『血と骨』など、退廃感とスケール感が融合する独特の世界観が定評の磯見俊裕が担当。日本を代表する映画スタッフが「舞台の押井ワールド」を築き上げる。
『鉄人28号』
脚本・演出:押井守
原作:横山光輝
キャスト:
南果歩
池田成志
ダイアモンドユカイ
サンプラザ中野くん
他
企画協力:光プロダクション
企画・制作協力:デイズ
企画・製作:梅田芸術劇場
主催・問い合わせ:
東京公演・大阪公演ともに、梅田芸術劇場 06-6377-3888
東京公演
2009年1月10日(土)~25日(日)
会場:天王洲 銀河劇場
料金:S席11,000円 A席8,000円(全席指定・税込)
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
チケット:
電子チケットぴあ 0570-02-9999(東京公演Pコード390-885)
ローソンチケット 0570-084-003(東京公演Lコード31425)
CNプレイガイド 0570-08-9999
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大阪公演
2009年2月5日(木)~8日(日)
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
料金:全席11,000円(全席指定・税込)
※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。
チケット:
電子チケットぴあ 0570-02-9999(大阪公演Pコード390-886)
ローソンチケット 0570-084-005(大阪公演Lコード57328)
CNプレイガイド 0570-08-9999
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(画像上:鉄人デザイン:末弥 純、画像中:押井守、画像下:南果歩)