日本文学振興会は、第140回芥川賞・直木賞それぞれの候補作6作品を、本日1月5日に発表した。選考会は1月15日(木)17:00から築地の新喜楽で行われ、同日に受賞者が発表される。
純文学短編作品芥川賞候補作には、昨年公開された映画『人のセックスを笑うな』の原作で知られる山崎ナオコーラの作品『手』や、川端康成賞と三島由紀夫賞を昨年受賞した田中慎弥の『神様のいない日本シリーズ』などが選ばれている。
芥川賞候補作
鹿島田真希『女の庭』(文芸秋号)
墨谷渉『潰玉(かいぎょく)』(文學界12月号)
田中慎弥『神様のいない日本シリーズ』(文學界10月号)
津村記久子『ポトスライムの舟』(群像11月号)
山崎ナオコーラ『手』(文學界12月号)
吉原清隆『不正な処理』(すばる12月号)
直木賞候補作
恩田陸『きのうの世界』(講談社)
北重人『汐(しお)のなごり』(徳間書店)
天童荒太『悼む人』(文芸春秋)
葉室麟『いのちなりけり』(文芸春秋)
道尾秀介『カラスの親指』(講談社)
山本兼一『利休にたずねよ』(PHP研究所)