国際的に活躍するアート・ディレクター、グラフィック・デザイナーのネヴィル・ブロディによる3大イベントが、2009年2月に東京で開催される。
ブロディは1957年ロンドン生まれ。1980年代の「ニューウェイブ」と同じ感覚でインディーズのレコジャケや雑誌『The Face』などの誌面をデザインし、世界の若いクリエイターに絶大な影響を及ぼした。また、彼はグラフィック・デザインやフォント制作にMacを用いた第一世代でもあり、彼の制作した書体「Industria」などはデザインに関心のない人でも見たことがあるだろう。日本では、メンズ・ビギやパルコなどのデザインを担当している。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(GGG)から発行されるデザイン集シリーズggg Booksから、ブロディの作品集が発売される。『The Face』や『Arena』など代表作を豊富に紹介し、ブロディのグラフィックの世界観、他方面からブロディの貢献とその成功に迫る。
1月31日から2月10日までは、原宿ロケットにて本の出版を記念した個展を開催。ブロディのキュレーションで、過去の作品から作りおろしの最新作までをコラージュとして仕上げたプレゼンテーションとなる。
また展覧会オープンに先立ち、1月28日にブリディッシュ・カウンシル招待によるブロディのトークショーも開催予定。彼の作品やデザインへの思い、ユニークな視点やインスピレーションなどについて、本人が語る貴重な機会だ。
ブロディによる限定記念ポスターもロケットで販売予定。
『ネヴィル・ブロディ 作品集出版記念個展』
2009年1月31日(土)~2月10日(火)12:00~19:30
会場:space_ROCKET(東京・原宿)
料金:無料
休館日:隔週の水・木曜日