気鋭の作家・泉太郎の個展が、1月20日(火)からナディッフ・ギャラリーで開催される。
泉は、これまで数多くのパフォーマンスを行い、くすっとした笑いを誘いながらも、鋭い批評性を垣間見せる映像作品を制作してきた。本展では「作りながらも、作っていないようで、本当に作ってるの?と思われても、結果的には展覧会の風景が」をコンセプトに掲げ、新作映像を展示するという。謎掛けのような意味ありげなこの言葉だが、はたして展示会場ではどのような光景が見られるのだろう。
ナディッフのショップスペースでも、そこここに気配を配置したり、パフォーマンスを行う予定だ。同時に、館内の喫茶&スナック「MAGIC ROOM??」でも展示を行う。また、展示にあわせて泉太郎作品集が刊行され、期間中にカタログを購入すると泉本人がドローイングを描いてくれるそうだ。
「今回は店舗内での、一見違和感のある行動を、カタログの発売という機会に合わせて、発表できればと思ってます」と泉。どんなパフォーマンスが見られるのか、期待しながら開催を待ちたい。
泉太郎
『山ができずに穴できた』
2009年1月20日(火)~3月1日(日)12:00~20:00
会場:ナディッフ・ギャラリー(東京・恵比寿)
会期中:無休
料金:無料
オープニングレセプション
2009年2月7日(土)
トークイベント
2009年2月21日(土)※ゲスト有り