「それ」は銀河を越えてやってくる。いましろたかしの怪物的傑作『デメキング』が、お笑いの天才・なだぎ武の主演で奇跡の映画化。3月上旬より渋谷シアターTSUTAYA他、全国で順次公開される。
1970年、瀬戸内・安芸の浜。赤いマフラーにサングラス、「天才」と書かれたヘルメットをかぶりバイクに乗る孤独な青年・蜂屋(なだぎ)は「誰にもやれんことをやってやる」と心に誓っていた。とある夏、中学生・亀岡が結成した田ノ浦探検団はひょんなことから蜂屋と出会い、「デメキング」の存在を知る。その謎の正体を探るべく、田ノ浦探検団の冒険が始まるが…。
初の主演のなだぎ武(ザ・プラン9)が、その独特の存在感で未知なる存在「デメキング」との闘いに燃える謎の青年・蜂屋を見事に演じた。さらに本上まなみ、ガッツ石松など個性的な面々が謎めいた世界観を彩る。
近年旧作が続々と刊行されるいましろは、松尾スズキ、スチャダラパー、糸井重里、呉智英、高橋源一郎らにより再評価されている鬼才の漫画家。過剰な自意識を持つ若者の心情・しょうもなさ・ダサさをとらえることに定評を持つ。本作ではいましろと若き才能・寺内監督とのコラボレーションにより、不安と予感に満ちた唯一無二の物語の映像化に成功した。
「闘うんや、デメキングと。」孤独な青年だけが知っている、「未知なる存在」の正体とは果たして如何なるものだろうか。
『デメキング -DEMEKING-』
2009年3月上旬より渋谷シアターTSUTAYA他、全国順次ロードショー
監督:寺内康太郎(『口裂け女2』『少林老女』)
脚本:寺内康太郎・いましろたかし
原作:いましろたかし『デメキング 完結版』(太田出版)
キャスト:
なだぎ武
本上まなみ
ガッツ石松
山本浩司
浅見千代子
パンチ佐藤
松尾貴史
喜安浩平
伊藤竜馬
二階天音
佐野剛基
製作:「デメキング」製作委員会
制作プロダクション:トルネード・フィルム
配給・宣伝:ジョリー・ロジャー
宣伝協力:SPOTTED PRODUCTIONS
(画像:©2009「デメキング」製作委員会)