写真という手段を用いて追求する抽象表現、ヘレン・ミラの日本初個展を開催中

第50回ヴェネツィア・ビエンナーレにも参加した、米国の作家ヘレン・ミラの日本初個展が、タカ・イシイギャラリー京都にて2月14日(土)まで開催中だ。

本展では、9つの被写体が写ったフィルムを、表面から一度、裏面からもう一度それぞれプリントすることにより生まれた、9対合計18点の作品を展示。彼女が何気なく撮影した今回の被写体は、森の木々とそこにかけられた鳥の巣箱だ。展示には大小2つのスペースを利用し、対となる作品がそれぞれ別のスペースに展示されるため、1対を同時に鑑賞することはできない展示形式となっている。

写真という極めて写実的な表現手段を用いながら、究極的にミラが追及していのるは抽象的芸術表現だ。対となる作品に映る主体が投げかる写真表現の可能性を、実際に観て感じ取りたい。

『ヘレン・ミラ Helen Mirra』

2009年1月10日(土)~2月14日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー 京都
営業時間:11:00~19:00
定休日: 日・月・祝祭日
料金:無料

(画像:Helen Mirra "untitled photographs (A / Z)", 2008 two color photographs each 44 x 57 cm Courtesy of Taka Ishii Gallery and Meyer Riegger)

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