日本の伝統工芸とアーティストがコラボレートした「漆のチェスセット」が中目黒で展示中

世界的に著名なアーティストのアレクサンダー・ゲルマンと石川県山中漆器職人のコラボレートによって製作された「漆のチェスセット」が、ギャラリー燕子花で2月1日まで展示されている。

ゲルマンは、MoMA、クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館にも作品が収蔵されるなど、NYと東京を拠点に活動する世界で注目されるアーティスト。「過去と未来の橋渡し」となる本作品は、近代美術だけでなく伝統工芸など幅広い層から支持されている。

今回完成されたチェスセットは、漆黒と金、銀、プラチナ、そして木目を自然のままに引き出す拭き漆、朱漆の、気品のある作品となっている。日本の伝統文化の技と感性が、ゲルマンのデザインにより、世界にまたとない傑作に仕上がったという。さらに九谷焼を代表する2人の上絵師も参加、チェス駒に美しく精緻な文様を描き上げている。

『山中漆と九谷焼』

2009年1月14日(水)~2月1日(日)13:00~19:00
会場:燕子花 別館(東京・中目黒)
休廊日:月・火曜

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