70年代に同性愛者の権利を獲得するために命を捧げた実在の政治活動家、ハーヴェイ・ミルクの人生最後の8年間を描いた作品『ミルク』が、2009年ゴールデンウィークに日本で公開される。
1977年、アメリカで初めて同性愛者だということを公表して公職に選ばれた政治活動家ハーヴェイ・ミルク。彼は当時のアメリカで成功を収めていた同性愛者の権利剥奪の運動と戦いながらも、議員就任からわずか11ヶ月で執行委員ダン・ホワイトによって射殺されてしまう。それは単なる政治家の死ではなく、社会におけるさまざまな弱者の「声」に心で向き合った、英雄の死であった。
監督は『エレファント』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』などで知られるガス・ヴァン・サント。主人公のミルクを演じるのは、昨年『イントゥ・ザ・ワイルド』では監督を手がけたショーン・ペン。若き同性愛者活動家をエミール・ハーシュ、ミルクを射殺するダン・ホワイトをジョシュ・ブローリンが演じる。
2009年第81回アカデミー賞にて8部門のノミネートが決定し、話題も高まる作品だ。
『ミルク』
2009年GW、シネマライズ、シネカノン有楽町2丁目、新宿バルト9他にて全国ロードショー
監督:ガス・ヴァン・サント
脚本・製作総指揮:ダスティン・ランス・ブラック
音楽:ダニー・エルフマン
キャスト:
ショーン・ペン
エミール・ハーシュ
ジョシュ・ブローリン
ディエゴ・ルナ
アリソン・ピル
ヴィクター・ガーバー
デニス・オヘア
ジョセフ・クロス
スティーヴン・スピネラ
ルーカス・グラビール
ブランドン・ボイス
ハワード・ローゼンマン
ケルヴィン・ユー
ジェイムズ・フランコ
配給:ピックス
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