日韓合同制作によるシェイクスピアの新機軸『オセロー』、イ・ユンテクが演出

シェイクスピア4大悲劇において最もダイレクトな愛の物語『オセロー』が、2月27日(金)から3月1日(日)まで池袋の東京芸術劇場中ホールにて上演される。同公演は2月26日から3月29日まで開催される『フェスティバル/トーキョー』の上演プログラム。

『オセロー』は完全すぎるカップルが猜疑と嫉妬の修羅場へと転落してゆく美しくも残酷な戯曲。本作は平川祐弘がオセローに殺された妻デズデモーナの霊が思い出を生き続けているという設定を用いて、能の台本に書き直した作品だ。

今回の公演は韓国現代演劇界を代表する演出家、イ・ユンテクが演出。彼の劇団「演戯團コリペ」と、2005年に行われた『オセロー』初演時の中心俳優が出演する日韓俳優のコラボレーションにより、新境地へ突入する意欲作となっている。

なお、今回の公演に関してイ・ユンテクは「私はこの作品に韓国のシャーマニズムを盛り込み、「魂との対話」という形に処理しました。日本の観客にとっては、そこが新鮮だろうと思います。」とコメントしている。

『オセロー』

2009年2月27日(金)~3月1日(日)
会場:東京芸術劇場 中ホール

演出:イ・ユンテク

キャスト:
美加理(ク・ナウカ シアターカンパニー)
阿部一徳(ク・ナウカ シアターカンパニー)
大高浩一(ク・ナウカ シアターカンパニー)
金 美淑(演戲団コリペ)
李 承憲(演戲団コリペ)
吉植荘一郎(ク・ナウカ シアターカンパニー)
野原有未(ク・ナウカ シアターカンパニー)
片岡佐知子(ク・ナウカ シアターカンパニー)
関根淳子(ク・ナウカ シアターカンパニー)
桜内結う(ク・ナウカ シアターカンパニー)
杉山夏美(ク・ナウカ シアターカンパニー)

料金:一般4,500円(S席) 3,500円(A席) 学生3,000円(要学生証提示) 高校生以下1,000円 
チケット取り扱い:
フェスティバル/トーキョー
ぷれいす
電子チケットぴあ(Pコード:391-400)
e+
東京芸術劇場チケットサービス 03-5985-1707
F/T回数券(3演目/5演目)、F/Tパス、ペアチケットあり

(画像:© LEE Do-hee)

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