優れたグラフィックデザインに贈られる亀倉雄策賞の第11回受賞者に、DRAFT所属の植原亮輔が選ばれた。3月2日から27日まで、東京・銀座のクリエイションギャラリーG8にて、受賞を記念した個展を開催する。
同賞は、戦後日本を代表するグラフィックデザイナー故亀倉雄策の生前の業績をたたえ、設立されたもので、過去に原研哉や佐藤可士和、佐藤卓ら著名なデザイナーが受賞している。
植原は、広告会社DRAFTのプロダクトデザインプロジェクト「D-BROS」に所属し、フラワーベース「Hope forever blossoming」や、架空のホテルから生まれるプロダクト「ホテルバタフライ」などの商品企画・デザインを手がけるほか、パナソニック電工やウンナナクールのグラフィックも担当するなど幅広く活躍している。
今回の受賞作となったのはファッションブランド『シアタープロダクツ』のグラフィックツール。同ブランドは「劇場」をコンセプトにし、音楽やダンスなどを取り込んだショーで注目を集めており、植原はブランドイメージをインパクトのあるグラフィックで表現してきた。会期中、3月13日には、植原とシアタープロダクツの金森香らをゲストに迎えたトークショーも開催する。
『第11回亀倉雄策賞受賞記念 植原亮輔展』
2009年3月2日(月)~3月27日(金)
会場:クリエイションギャラリーG8(東京・銀座)
休館日:日・祝日 ※会期中は、土曜日も開催
料金:無料
オープニングパーティー
2009年3月2日(月)19:00~
会場:展覧会場のあるリクルートGINZA8ビルの1Fロビー(ギャラリー隣)
トークショー
『第209回クリエイティブサロン』
2009年3月13日(金)19:10~20:40
会場:クリエイションギャラリーG8
ゲスト:
植原亮輔
金森香(シアタープロダクツ)
阿部海太郎(シアタームジカ)
料金:無料(要予約)
(投稿:田中愛子)