相対性理論もお墨付き、富永昌敬＆佐藤央監督の2本立て『シャーリーの好色人生と転落人生』

2009.03.04 Wed

富永昌敬と佐藤央の2人の映画監督を迎えた2本立て映画『シャーリーの好色人生と転落人生』が、4月11日から池袋シネマ・ロサにて公開される。

主人公は欲望に忠実で周りの混乱にもおかまいなく飄々と生きる男性「シャーリー」。そんな彼の「転落人生」を描くのは、映画『パビリオン山椒魚』、『コンナオトナノオンナノコ』をはじめ、相対性理論“地獄先生”のミュージックビデオを手がけた富永昌敬監督、そして対する「好色人生」を『コンナオトナノオンナノコ』のメイキングディレクションを担当した佐藤央がそれぞれ魅力的に描いている。

主役のシャーリーを演じるのは富永作品でお馴染みの福津屋兼蔵。常にシャーリーと行動を共にする中内を『サッド・ヴァケーション』、『死神の零度』などにも出演した杉山彦々が演じている。また、『転落人生』でシャーリーの経営する民宿にやってくる謎の美女役を、ピンク映画を中心に活躍する平沢里菜子、『好色人生』ではファッション誌を中心に活躍する夏生さちが演じるのも見逃せない点だろう。

宣伝チラシには冨永監督の次回作『パンドラの匣』の主演女優・川上未映子と、相対性理論のボーカルやくしまるえつこのコメントが添えられているとのこと。奇妙な方言に導かれるまま紡がれる「平成の車寅次郎」ことシャーリーの2つの人生がスタートする。