馬喰町のギャラリー「CASHI」が、新画廊「かしがろう」をCASHI内バックヤード電気冷蔵庫冷凍室に開廊することが明らかになった。
「かしがろう」の会場となるのは先ほど記述したとおり、CASHIの中にある無印良品製の137L冷蔵庫。この個性的な空間内において、公募によって選ばれた若手作家や作家を目指す学生とCASHIが、共同でプロジェクトの企画運営を行っていく。
参加者の公募開始は来年度を予定。運営1年目となる今年はテストケースとしてプロジェクト『アーティストステートメントのための習作』が運営される。このプロジェクトは美術大学で映画専攻の現代美術家志望の学生・中尾崇志が、書き途中のアーティストステートメントやステートメントを描いている間に制作された作品、レポート、その他様々なメディアを「かしがろう」で随時公開するもの。
販売可能なものは無人販売所形式で販売され、売り上げは「かしがろう」プロジェクトの更なる発展のために使用される。また、2010年3月には完成したアーティストステートメント、もしくは「完成しなかった」アーティストステートメントを「かしがろう」で公開するという。
現代の日本を取り巻く不思議な環境や不思議なシステムに対して、10代や20代からの回答を考察、提示していく興味深い試みになりそうだ。
『アーティストステートメントのための習作』
2009年4月10日(金)~2010年3月31日(水)
会場:かしがろう(東京・馬喰町CASHI内バックヤード電気冷蔵庫137L 2F)
実際にやる人:中尾崇志
口を出す人:松島英理香(CASHIオーナー)
※夏季は庫内にて製氷及びアイスの保管が行われることがあります
料金:無料
問い合わせ:CASHI 03-5835-4703
(投稿:CINRA柏木)