作家フランソワーズ・サガンの生涯を描いた映画『サガン ―悲しみよ こんにちは―』が、6月から公開される。
わずか18歳で出版されたデビュー作『悲しみよ こんにちは』がベストセラーとなり、有り余る富と名声を手に入れたサガン。しかし、作品以上に注目を集めたのは、セレブとパーティー三昧の生活や生死をさまよったスポーツカーの事故、そして「破滅するのは私の自由」と発言して騒動になったドラッグでの有罪判決などをはじめとするサガン本人の人生だった。
映画『サガン ―悲しみよ こんにちは―』ではそんなスキャンダラスなイメージを裏腹に、結婚や子供に恵まれた生活、最愛の人の死の悲しみ、そして小説を真摯に書き続けた生涯とその陰に隠された素顔を描いた作品だ。
2004年に幕を閉じた69年のサガンの生涯。愛、名声、贅沢を全て手に入れ、そして失った彼女が、人生の最後に見たものとはいったいなんだったのだろうか。
『サガン ―悲しみよ こんにちは―』
2009年6月Bunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー
監督:ディアーヌ・キュリス
キャスト
シルヴィ・テステュー
ピエール・パルマード
ジャンヌ・バリバール
配給:ショウゲート
(画像:©2008 ALEXANDRE FILMS / Hubert Fanthomme)