「看板の作家」として知られる中崎透による個展『「キロ」“重いのか遠いのか速いのか、分かれ道、もしくはうちに帰るのか”』が、4月12日(日)まで吉祥寺のArt Center Ongoingで開催されている。
中崎が知られるきっかけになった「看板」とは、ネオンで光り輝く居酒屋やスナックなどを連想させる作品たちのこと。ユーモア溢れるそれらの看板は、ひとつひとつを見ると胡散臭さとキッチュさを漂わせているが、一挙に展示されると整然としてスタイリッシュにも見える不思議さも併せもっている。
中崎は自身の看板作品について、「看板の内容にしても、絶妙なしょぼさであることがすごく大事だったりする」と語る。彼の作り出す繊細なバランスで構築される展示空間と、それぞれの看板が鮮やかな色彩とともに提示する言葉の世界を堪能してみよう。
中崎透
『「キロ」“重いのか遠いのか速いのか、分かれ道、もしくはうちに帰るのか”』
2009年4月1日(水)~4月12日(日)
会場:Art Center Ongoing(東京・吉祥寺)
時間:12:00~21:00
定休日:月・火
料金:無料
Talk Saturday
「こんなメンツでビール片手に話したらおもしろいかな、と思って。/その2」
2009年4月11日(土)18:00~
出演:
Nadegata Instant Party[山城大督(岐阜)×野田智子(東京)×中崎透(茨城)]
料金:1,000円(ワンドリンク付き、先着30名様)
(画像上から:「αm PROJECT Favore-どうぞ」展示風景(2005)、「看板屋なかざき」展示風景(2007)、本展示DMイメージ)