未だ汲みつくされない映像の可能性を探る、『ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ』

近年の現代美術展において、映像作品を見かけないことは少なくなっているといえるだろう。そんな身近になりつつある映像作品の可能性を探る展覧会『ヴィデオを待ちながら 映像、60年代から今日へ』が、東京国立近代美術館にて6月7日まで開催されている。

同展では、映像隆盛期の始点である60年代から今日に至るまでの日本を含めた世界各地のアーティストの映像作品51点を一挙に公開し、大規模に検証している。紹介する作品の中にはアンディ・ウォーホル、ブルース・ナウマン、デニス・オッペンハイム、ヴィト・アコンチなど、知る人ぞ知る作家の名作も展示される。

現代美術に欠かせない存在になっている映像作品、その理解を深めるためには必見の展覧会といえるだろう。

『ヴィデオを待ちながら―映像、60年代から今日へ』

2009年3月31日(火)~6月7日(日)
時間:10:00~17:00(金曜は10:00~20:00)
会場:東京国立近代美術館 企画展ギャラリー

休館日:月曜(5月4日は開館)、5月7日(木)
料金:一般850円 大学生450円
※高校生以下、障害者手帳有する方は無料

(画像:ロバート・スミッソン《スパイラル・ジェッティ》1970年 Courtesy Electronic Arts Intermix (EAI), New York.  © Robert Smithson / VAGA, New York & SPDA, Tokyo, 2009)

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