歌人、映画監督、小説家、俳優をはじめ、演劇実験室・天井桟敷の主宰として知られる寺山修司の映像作品を一挙上映する『寺山修司◎映像詩展2009』が、4月25日からユーロスペース(東京・渋谷)にて開催される。
同イベントでは、『田園に死す』『書を捨てよ町へ出よう』 『さらば箱舟』などの長編をはじめ、実験映画集、関連作品など24作品を上映。寺山が生み出した映像は、幻想的でありながらカルト要素を多く含み、観るものを一瞬で虜にする。また、実験要素が含まれた映像を用いることで、寺山は絶えずスクリーンの意味を問い、その映像は観客を挑発し続けている。
また、会期中にはトークショーも開催され、一青窈、星野博美、天願大介、三上寛(歌手)、森山大道、渚ようこ、町口覚、高橋ピエール、宇野亜喜良、高泉淳子が寺山の魅力について語る予定となっている。
なお、渋谷のポスターハリスギャラリーでは、天井桟敷の宣伝美術を紹介する展示も開催中。横尾忠則、粟津潔、宇野亜喜良らが手掛けた貴重な作品を観ることができる。
『寺山修司◎映像詩展2009』
2009年4月25日~5月8日
会場:ユーロスペース(東京・渋谷)
上映作品(プログラム制):
Aプログラム
『書を捨てよ町へ出よう』
Bプログラム
『田園に死す』
Cプログラム
『さらば箱舟』
Dプログラム
『ボクサー』
Eプログラム
『上海異人娼館』
Fプログラム『草迷宮』ほか(合計94分)
『草迷宮』
『迷宮譚』
『消しゴム』
『一寸法師を記述する試み』
Gプログラム「実験映画集1」
『青少年のための映画入門』
『疱瘡譚』
『マルドロールの歌』
『ローラ』
『審判』
Hプログラム「実験映画集2」
『檻囚』
『トマトケチャップ皇帝』
『ジャンケン戦争』
『蝶服記』
『書見機』
『二頭女−影の映画』
Iプログラム
『レミング−壁抜け男』
Jプログラム『ビデオ・レター』ほか
『ビデオ・レター』
『空には本』
『あゝ、荒野』
料金:
一般1,700円 大学・専門学校生1,400円 会員・シニア1,200円 高校生800円 中学生以下500円 当日3回券4,500円
トークショー
2009年4月25日(土)15:00 上映前
ゲスト:
一青窈(歌手)
星野博美(作家・写真家)
トークショー+ミニライブ
2009年4月26日(日)15:00 上映前
ゲスト:天願大介(映画監督)
三上寛(歌手)
トークショー+ミニライブ
2009年4月29日(水)15:00 上映前
ゲスト:
森山大道(写真家)
渚ようこ(歌手)
町口覚(アーティディレクター)
高橋ピエール(ギター)
トークショー
2009年5月5日(火)15:00 上映前
ゲスト:
宇野亜喜良(イラストレーター)
高泉淳子(劇作家・役者)
企画制作:テラヤマ・ワールド、人力飛行機舎、ポスターハリス・カンパニー、ユーロスペース
『演劇実験室◎天井棧敷の宣伝美術の全貌』
2009年4月25日(土)~5月17日(日)
会場:ポスターハリスギャラリー
時間:13:00~19:00(最終日17:00まで)
料金:300円
※ユーロスペースで上映される『寺山修司◎映像詩展2009』入場券持参で、1回のみ無料