4月16日（木）からこまばアゴラ劇場で上演中の連続公演『キレなかった14才♥りたーんず』にて、柿喰う客・中屋敷法仁による『学芸会レーベル』が上演中だ。
『キレなかった14才♥りたーんず』企画者の一人でもある、「柿喰う客」代表の中屋敷法仁。物語や登場人物を「妄想」の力だけで強引に描ききる『妄想エンターテイメント』が作風の中屋敷。年4本以上という怒濤の勢いで作品を発表し、小劇場界を掻き回している。
中屋敷は、青森県の山村に末っ子長男として生まれ、物心つくまで「かわいい」「かわいい」と言われ続けて育つが、中学校の時に参加した学芸会で、人生で初めて母親から「かわいくない」と言われ、ショックを受けながらもさらに演劇に没頭。リアルとフィクションの線引きが曖昧になった今、彼が挑む圧倒的なフィクションの世界は、当時の素晴らしき「学芸会」の再現ともいえるだろう。
また、5月2日（土）12:00の回を除き、毎ステージ終演後にポストパフォーマンストークも開催される。
『キレなかった14才♥りたーんず』
2009年4月16日（木）～5月6日（水・祝）
会場：こまばアゴラ劇場（東京・駒場東大前）
上演作品：
『少年B』作・演出：柴 幸男（青年団演出部）
『アントン、猫、クリ』作・演出：篠田千明（快快）
『学芸会レーベル』作・演出：中屋敷法仁（柿喰う客）
『グァラニー ～時間がいっぱい』 作・演出：神里雄大（岡崎藝術座）
『すご、くない』振付・構成・演出：白神ももこ（モモンガ・コンプレックス）
『14歳の国』作：宮沢章夫 演出：杉原邦生（KUNIO、こまばアゴラ劇場「サミット」ディレクター）
※6人の演出家による連続上演
『学芸会レーベル』
2009年4月20日（月）19:30～
上演後：ポストパフォーマンストーク：中屋敷×柴×杉原
2009年4月23日（木）19:30
上演後：ポストパフォーマンストーク：中屋敷法仁
2009年4月28日（火）14:00
上演後：ポストパフォーマンストーク：中屋敷法仁
2009年5月21日（金）19:30
上演後：ポストパフォーマンストーク：中屋敷法仁
2009年5月2日（土）12:00
2009年5月5日（火・祝）20:00
上演後：ポストパフォーマンストーク：中屋敷法仁
作・演出：中屋敷法仁（柿喰う客）
出演：
伊東沙保
今村圭佑（Mrs.fictions）
荻野友里（青年団）
川口聡
川田希
大道寺梨乃（快快）
武谷公雄
田中佑弥
永島敬三
三澤さき
料金：
前売2,500円 当日2,800円 高校生以下 予約・当日共1,000円
平日昼割引 前売2,000円 当日2,500円 高校生以下 予約・当日共1,000円
（画像下：中屋敷法仁）
