小泉今日子、蒼井優ら4女優が出演する清水邦夫の傑作戯曲『楽屋』が10日より、シアタートラム(東京・三軒茶屋)にて上演される。
物語の舞台は、チェーホフの『かもめ』を上演中の、とある劇場。4人の女優たちの舞台裏での生々しい応酬やモノローグが全編を通して繰り広げられる。
この「女優」という「生き物」を辛辣かつ滑稽に、そして愛情を込めて描き出した劇作家・清水邦夫の傑作に今回挑むのは、小泉今日子、蒼井優、村岡希美、渡辺えりの4女優。演出は俳優としても活躍する生瀬勝久が担当。個性派女優たちをどう味付けするのか、期待がもてる。また、随所に散りばめられた『かもめ』『マクベス』『三人姉妹』の名ゼリフにも注目したい。
「楽屋には何かが棲んでいる」とは多くの演劇に携わる人がよく口にする言葉でもあるという。世田谷パブリックシアター横に位置する客席数約200の小劇場・シアタートラムにて垣間見ることができる女優の生き様はどんなものだろうか。前売り券は完売だが、当日券は前日予約にて全ステージ販売予定となっている。
『楽屋』
2009年5月10日(日)~6月14日(日)
会場:シアタートラム(東京・三軒茶屋)
作:清水邦夫
演出:生瀬勝久
キャスト:
小泉今日子
蒼井優
村岡希美
渡辺えり
料金:全席指定7,000円