舞台『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』が5月6日より、東京・渋谷のBunkamura シアターコクーンにて上演されている。
同作は、1982年に東京・日生劇場で初演。Bunkamura 20周年となる今年、27年ぶりに再演される。かつて少女歌劇団の名花と呼ばれた女性が30年以上前、空襲によって歌劇団が消滅した事実を受け入れられず、未だに相手役だった男役スターを待つという物語。70~80年代の演劇界を牽引してきた劇作家・清水邦夫と演出家・蜷川幸雄という、日本演劇界のゴールデンコンビがタッグを組む同作では、清水の特徴ともいえる詩的な台詞にも注目したい。
また、ウエンツ瑛士が今回蜷川舞台に初参加。実力派若手俳優を起用し育てることでも知られる蜷川幸雄演出の舞台でウエンツがどんな才能を開花させるのか、期待したいところだ。
『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』
2009年5月6日(水・祝)~30日(土)
会場:Bunkamura シアターコクーン(東京・渋谷)
作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
キャスト:
鳳蘭
三田和代
真琴つばさ
中川安奈
毬谷友子
石井愃一
磯部勉
山本龍二
横田栄司
ウエンツ瑛士
古谷一行
ほか
料金:S席10,000円 A席8,500円 B席7,000円 コクーンシート5,500円
問い合わせ:03-3477-3244(10:00~19:00)