モザイクなしで日本の精神科の現実を描くドキュメンタリー映画『精神』、監督は『選挙』の想田和弘

精神科にカメラを入れ、現代に生きる日本人の精神のありようを克明に描いたドキュメンタリー映画『精神』が、6月13日(土)より、シアター・イメージフォーラム他、全国でロードショーされる。

外来の精神科診療所「こらーる岡山」には、統合失調症や躁鬱病、摂食障害、パニック障害、人格障害、その他さまざまな神経症を患う人々が通う。顔ぶれは老若男女幅広く、発病の理由も、病気との付き合い方もそれぞれ。しかし共通するのは、彼らが抱えている心の問題や機微は、現代日本に生きる人間なら、誰にも身に憶えがあるであろうことだった。

監督はニューヨーク在住の映画作家・想田和弘。想田は自民党による選挙運動の舞台裏を赤裸々に描き、世界200カ国近くで上映・テレビ放映された映画『選挙』の監督でもある。

ナレーションや説明テロップ、音楽を使用しない独特の映像スタイル、患者から外されたモザイクしかり、観客ひとりひとりが、スクリーン上で起こることを自由に観察し、考え、解釈できる作品に仕上がっている。

『精神』

2009年6月13日、シアター・イメージフォーラム他、全国順次ロードショー

監督・撮影・録音・編集・製作:想田和弘
制作:柏木規与子

出演:
「こらーる岡山」のみなさん
ほか

配給・宣伝:アステア

(画像:©2008 Laboratory X, Inc)

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