21世紀のモンティ・パイソン? 鬼才ヤン・ファーブルの新作『寛容のオルギア』

ヤン・ファーブルによる新作『寛容のオルギア』が、彩の国 さいたま芸術劇場 大ホールにて26日から3日間にわたり上演される。

演出家、振付家、作家、ビジュアル・アーティストとして多面的な活動を展開しているヤン・ファーブル。2008年にはルーヴル美術館で個展が開催されるなど注目を集める彼が手がける同作は、2009年1月にチリ・サンチャゴにて初演された作品。世界各地から集まった9名の個性的なパフォーマーたちが展開する、歌あり踊りありの舞台は、ドイツ・フランクフルト、フランス・パリ、イギリス・ロンドンなどヨーロッパ各都市でも反響を呼んできた。

笑いを交え、バランスを失いかけた社会を風刺する今回の彼の姿勢は、「21世紀のモンティ・パイソン」と称されるほどのものといえる。豪華でありながら、いかにも人工的な空間、さまざまな高さに吊った照明など、ひとつのインスタレーションとして存在する舞台空間にも注目だ。

国内での公演は彩の国さいたま芸術劇場のみとなっており、各日ともに公演終了後、ヤン・ファーブルによるポスト・パフォーマンス・トークが予定されている。

ヤン・ファーブル
『寛容のオルギア Orgy of Tolerance』

2009年6月26日(金)~6月28日(日)
会場:彩の国 さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉・さいたま)

演出・振付・舞台美術:ヤン・ファーブル

チケット:S席7,000円 A席5,000円 学生A席3,000円

(画像:©Jean-Pierre Stoop)

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