北野武、黒沢清ら第一線で活躍する映画監督が教授を務める、東京藝術大学大学院映像研究科映画専攻の第三期生修了制作展が、6月27日(土)から渋谷のユーロスペースで開催される。同展は3月27日(金)から3日間にわたり、横浜・馬車道校舎大視聴覚室にて行われた展示の東京での上映となる。
これまでも『PASSION』の濱口竜介や『彼方からの手紙』の瀬田なつきなど、注目すべき若手映画監督を輩出してきた同専攻。今回の展示には、ゆうばり国際映画祭オフシアター部門で2年連続のグランプリを受賞した、真利子哲也監督も名を連ねる。身体をテーマにした独特の手触りを持つ作品は、一度見たら忘れられないトラウマを観客に植えつける内容となっている。
同イベントのチラシコメントで黒沢教授は、「日本映画の片隅で何か革命的な変化がおきつつあるのかもしれない」と述べる。日本映画界の最先端の才能に触れるチャンスだろう。
『GEIDAI#3 ― 東京藝術大学大学院映像研究科』
2009年6月27日(土)~7月3日(金) 渋谷・ユーロスペースにてレイトショー
※初日にゲストと5人の監督によるトークショーあり
上映作品:
『セジと少年合唱団』
監督:十文字香菜子
出演:
島守杏介
姉帯忠正
『よるのくちぶえ』
監督:遠山智子
出演:
泉澤祐希
片岡礼子
『死んだらゲームをすればいい』
監督:西野真伊
出演:
北村有起哉
木村彩由実
『Elephant Love』
監督:野原位
出演:
いしだ壱成
内田亜希子
『イエローキッド』
監督:真利子哲也
出演:
遠藤要
岩瀬亮
料金:
前売 共通1回券700円 5回券3,000円
当日 共通1回券800円