日本初の「ブックツーリズム」を試みる『高遠ブックフェスティバル』が、長野県南部に位置する伊那市高遠町にて、8月29日(土)と30日(日)に開催される。
ブックツーリズムは、ヨーロッパなどで広く知られた本と観光を結び付けた旅のスタイル。城下町として歴史ある高遠の町を舞台に、本に関するイベントや、街ぐるみの催しが多数用意されている。
作家・角田光代、熊田俊郎、北尾トロをパネリストに迎えた本の町シンポジウムをはじめ、都築響一、いしいしんじなど数々の作家やアーティストによるトークや、飯沢耕太郎プロデュースによる「きのこづくしのカフェ」、美篶堂のワークショップなども開催される予定。
また、地元小学生を交えたブックリサイクルマーケットや、地元農家によるとれたての農産物の販売も行われる。
従来の都市型ブックフェスティバルとは違い、この土地でしかできない催しも多い。自然豊かな高遠という町を通して、観光と本がつながる新しいフェスティバルだ。
『高遠ブックフェスティバル』
2009年8月29日(土)~8月30日(日)
会場:伊那市高遠町周辺