韓国の現代アーティスト5名によるグループ展『レイヤーズ:韓国の新進気鋭作家』が、7月17日から馬喰町のフォイル・ギャラリーにて開催される。
変化し続ける表現の中で、「記録の手段」ではなく「創作の手法」として発展している写真や映像作品。同展は表現手法やコンセプトを折り重ねながら、レイヤー(層)を生み出すことで、表現の可能性を探る作品を紹介する。
ゲストキュレーターに招かれたのは、韓国の主要美術館やビエンナーレのキュレーターを歴任してきたキム・インソン。塩や石けんを使った独特のインスタレーションや写真作品を生み出すキム・シヨン、ビニール人形から電子機器まで様々な物を粉々にするビデオアートで国内外の注目を集めるシン・ギウンをはじめ、クォン・ドゥヒョン、チェ・スンフン+パク・ソンミンの作家作品とともに、韓国の新しい風となるであろう作家の勢いを感じてほしい。
なお、シン・ギウンは、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催される『ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展』にも作品を出展。同展のカタログ『ダブル・ファンタジー:韓国現代美術展』もフォイルより7月中旬刊行予定となっている。
『レイヤーズ:韓国の新進気鋭作家』
2009年7月17日(金)~8月8日(土)
会場:フォイル・ギャラリー(東京・馬喰町)
時間:12:00~19:00(初日は17:30まで)
出展作家:
キム・シヨン(Kim Siyeon)
クォン・ドゥヒョン(Kwon Doohyoun)
シン・ギウン(Shin Kiwoun)
チェ・スンフン+パク・ソンミン(Choi Sunghun + Park Sunmin)
休廊日:日曜
(画像上:チェ・スンフン+パク・ソンミン (Choi Sunghun + Park Sunmin)、画像下:クォン・ドゥヒョン(Kwon Doohyoun))