近松門左衛門の名作『女殺油地獄』をベースにした舞台『ネジと紙幣』が上演、主演に森山未來

「日本のシェークスピア」とも言われる江戸の文豪・近松門左衛門の名作『女殺油地獄』をベースにした舞台『ネジと紙幣』が、9月17日（木）から天王洲の銀河劇場他で上演される。

本作は、常に何かにいらつき、家業を手伝わずに遊んでばかりいる男、行人が主人公。家族にも愛想を尽かされているが、幼馴染の桃子だけは行人を見捨てることなく、叱ったりなだめたりしてくれていた。花火大会の夜、暴力事件を起こした行人は、逆にその被害者から儲け話を持ちかけられる。それはこれまでとは次元の違う悪事のはじまりだった。

作・演出は、独特の視点を持ち、人間に対する深い洞察力には定評のある劇作家、倉持裕。ペンギンプルペイルパイルズを主宰する彼が、森山未來、ともさかりえら人気と実力を兼ね備えたキャストを得て、不可解な殺人事件を描き出す。

「どんな状況に置かれようと、単色に染まりきらない人間の感情を描きたい」と意気込みを語る倉持が見せる、究極の「泥沼劇」とはどんなものなのか。その血も凍る恐怖を、劇場で体験しておきたい。

関連リンク

• ネジと紙幣
• 株式会社クリオネ「倉持裕」