反体制的な楽曲で著名なロックバンド・頭脳警察の最近の活動を追ったドキュメンタリーが、11月にシアターN渋谷で公開される。
本作は、中心メンバーのPANTAが、ニューバンド・不知火を結成した2006年から、頭脳警察を再活動させる2008年までの3年間、ライブシーンを中心に250時間カメラを回したドキュメンタリーだ。3部作として構成され、総作品時間は約5時間20分。1部ごとに独立して鑑賞できる構成になっている。
PANTAの母親の死、元日本赤軍・重信房子との往復書簡をもとにしたレコーディング、面会。14歳の少年がひとりで200人のアメリカ軍と戦ったという事実を扱った新曲。「止まっているということと、変わらないということは、違う」と語るPANTAの目に、いま見えているものとは何か。
監督は、「ピンク(映画)四天王」の一人であり、『感染列島』などの大作も手がける鬼才・瀬々敬久。これまで語られることのなかった頭脳警察の深奥に迫る力作を、スクリーンで体験したい。
『ドキュメンタリー 頭脳警察』
2009年11月より、シアターN渋谷にてロードショー
監督:瀬々敬久
出演:
PANTA(中村治雄)
TOSHI(石塚俊明)
中谷宏道(bass)
菊池琢己(guitar)
中山努(keyboards)
小柳“CHERRY”昌法(drums)
製作・配給:トランスフォーマー
(画像:『頭脳警察 1』ジャケット)