夏に広がる曖昧で幻想的な世界、3名の作家による『不死鳥と雉鳩-真夏の夜の夢2-』

3名の作家による展覧会『不死鳥と雉鳩-真夏の夜の夢2-』が、馬喰町のギャラリー「CASHI」にて8月8日まで開催されている。

参加作家は、塩化ビニル板やアクリル板を支持体に美しい色と筆跡で女性や動物を描く徳本茉莉子、都市の中に広がる広大で不気味なパラレルワールドのような公園を表現する鈴木一郎太、自身の中に広がる自分だけの世界の住人を生み出す山脇紘資の3名。

それぞれの作品は油彩をもちいた共通の表現方法で描かれており、ある一部分だけは鮮明に覚えているのに、思い出せそうで思い出せない不安定な夢の記憶のような世界が広がっている。

ペインターと写真家の組み合わせで夏に相応しい幻想的な空間を演出した昨年開催の展覧会『真夏の夜の夢』とは一味違う曖昧な記憶の世界を味わえるだろう。

『不死鳥と雉鳩-真夏の夜の夢2-』

2009年7月18日(土) ~8月8日(土)
会場:CASHI(東京・馬喰町)
時間:11:00~17:00

参加作家:
鈴木一郎太
徳本茉莉子
山脇紘資

休廊日:日、月曜日
料金:無料

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