塚本晋也のカルト映画『鉄男』が20年ぶりに復活『TETSUO THE BULLET MAN』

塚本晋也が1989年に監督したカルト映画『鉄男』のリメイクした映画『TETSUO THE BULLET MAN』の製作発表会見が、アメリカで開催されたコミック&ポップカルチャーの祭典『コミック・コン2009』会場で行われた。

田口トモロヲ主演の映画『鉄男』は、徐々に体を鉄に蝕まれることでやがて全身が鉄に覆われてしまう男の物語。1989年の『ローマ国際ファンタスティック映画祭』でグランプリを受賞し、世界の注目作となった。

今作『TETSUO THE BULLET MAN』は、全編英語で撮影。東京を舞台に、アメリカ人男性のアンソニーが息子を失った怒りから「鉄男」に変貌してゆく。

主役のエリック・ボジックは、オーディションで選ばれた日本在住のフォトグラファー兼モデル。塚本は彼のことを「凄い存在感がありました。日本語が上手で、コミュケーションも問題ありませんでした。」と高く評価。また、塚本自身もこれまでの『鉄男』シリーズに登場している「ザ・ガイ」の役どころで登場する。

また、製作、監督、脚本、撮影、編集、美術、照明と、映画製作に関わるすべてを塚本が手がけるというこれまでのシリーズと同様のスタイルを貫いており、クエンティン・タランティーノも製作に名乗りをあげたという。

自分の集大成となる作品と塚本監督が豪語する今作。公開は2010年を予定している。

『TETSUO THE BULLET MAN』

2010年全国ロードショー予定
監督・原作・脚本・撮影・美術:塚本晋也

キャスト:
エリック・ボジック
桃生亜希子
中村優子
塚本晋也
ほか

配給:アスミック・エース

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