松本陽子と野口里佳の2人による「光」をテーマにした展覧会が、8月19日(水)から国立新美術館にて開催される。
松本陽子はニューヨークでアクリリック(アクリル絵具)と出会い、独自の抽象絵画のスタイルを完成させた画家。一方の写真家・野口里佳は、独特のフラットな光と色彩から生まれる対象との距離感により、メディアの本質に迫る作品が高い評価を受けている。そんな彼女たちの目指す、極めて困難な光の直接的表象が今回の展覧会で堪能できる。
本展はそれぞれが独立し、また連結した展覧会として1980年代からの代表作約50点を紹介する松本展と、ここ10年ほどの主だった連作を網羅して約100点を展示する野口展で構成される。絵画と写真、表現領域も世代も異なる2人が、同じテーマ「光」を掲げる作品は非常に特徴的かつ個性的だ。古くから人類にとって重要なテーマであった「光」。その普遍的な概念を再考するきっかけを与えてくれるに違いない。今回初顔合わせとなる2人が対峙した今、現代アートに斬新な「光」が差し込むだろう。
また、彼女たちのアート・ライフが垣間見られるそれぞれのトークショーや、抽象画に挑戦できるワークショップも開催予定。
CINRA.NETでは、本展覧会の招待券を10組20名様にプレゼントします!
お問い合わせページのメールフォームから、件名に「光 松本陽子/野口里佳」と記入し、お問い合わせ内容欄にご住所をお書き添えの上、お送りください。当選は、招待券の発送をもって替えさせていただきます(なお、ご応募いただいたメールアドレス宛に CINRAのメールマガジンを今後お届けいたします)。(応募締切り:2009年8月10日)。
『光 松本陽子/野口里佳』
2009年8月19日(水)~ 10月19日(月)
会場:国立新美術館企画展示室2E
時間:10:00~18:00 (金曜日は20:00まで、入場は閉館30分前まで)
関連イベント
アーティスト・トーク
2009年8月22日(土)14:00~16:00
会場:国立新美術館3F講堂
ゲスト:野口里佳
2009年8月30日(日)14:00~16:00
会場:国立新美術館3F講堂
ゲスト:松本陽子
※いずれも先着250名。聴講は無料、ただし本展の観覧券(半券可)が必要
アーティスト・ワークショップ
松本陽子
『チャレンジ!抽象画~向き合う心、あふれ出る色~』
2009年9月12日(土)13:00~16:00
定員:20名
※申込みなどの詳細は国立新美術館ホームページをご覧下さい
休館日:毎週火曜(ただし 9月22日(火)は開館、9月24日(木)は休館)
料金:
当日 一般1,000円 大学生500円
前売 一般900円 大学生400円
※高校生、18歳未満の方、および障害者手帳をご持参の方(付添の方1名を含む)は無料
(画像上:松本陽子 《光は荒野のなかに拡散している?》 1993年、アクリリック/カンヴァス、188 x 273cm、愛知県美術館蔵、写真:御澤徹、ヒノギャラリー協力、画像下:野口里佳《飛ぶ夢を見た2 #1》2009年、Cプリント、125x187.5cm、ギャラリー小柳協力)